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暮らしのなか

十三夜

月刊誌『文藝春秋』

初めて購入した時の動機を

覚えています。

二十歳前後の頃だったでしょうか。

相当な厚みがあって、内容もそれまで

興味を持ったことの無いものでした。

という事は…

→ 読了に時間がかかります

という事は…

→ 費用対効果が良いはず

頭の中で、ソロバンを弾きました。    

経済的には結構

切り詰める性分です(笑)

田原総一朗さんとかが

寄稿されていたと思います。

面白かったです。

理解できたと思いました。

ですが次の号には、反対意見の方の

記事が掲載され、混乱しました。

読むほどに、何が真実なのか

それとも答えは無いのか

解らない事ばかりでした。

この本は、あの分厚さなので

長くは保管できません。

読み返すことも、無いと思いました。

最新号を読むのに、精一杯でしたから。

それなのに、後になって

ここに連載されていた

一話完結の掌篇小説…

短編小説よりも、うんと短い掌編小説の

その中の、たった一話が

気になりだして。。。

サラッと読み終わって

まさか、何か月も経ってから

こんなに、後悔するなんて。

この本に掲載されていたのは

確かなのですが

作者も、掲載号も

掲載年も、何も覚えていません。

内容さえも、しっかりとは…

探しました。

何軒も、古本屋を回って

梅田にも、古本屋横丁があったような?

ごめんなさい。40年近く前のことで

うろ覚えですが。

とにかく、探しました。

一軒一軒。 歩いて歩いて。

(経済的に、シビアでしたので(笑))

今の時代でしたら、PCでもスマホでも

ありますのにね。

何か月、かかったでしょうか。

見つけたのは

勤め先から、徒歩圏内にある

中之島図書館です。

司書の方が、付き合って下さいました。

探している時に

いくらかは、絞り込んでいましたので

書庫から運んでいただいた、何冊かの中に

見つけました。

コピーも取って下さいました。

藤沢周平

『文藝春秋 第59巻 第11号 1981.10』

P257~260 第八章十三夜

サラッと読み終わる、江戸の市井物です。

私はこういうのが、心底好きなのだと

知りました。

今日は「十五夜」に次いで

月が美しいという「十三夜」です。

読み返すのは、久しぶりです。

十三夜では無いのですが・・・2020/10/31撮影